第2部 礼典諸式 第22節 出棺式 告別式直後に出棺する場合は、出棺式を省略することもある。しかし、別に時間が与えられて出棺する場合は、簡単に行う。火葬の場合には、式を終る時間と霊枢軍の到着する時間とをあらかじめ打ち合せておくことが必要である。 出棺式順序 賛美 聖歌 348「今さりゆくなれを」 聖書 詩篇116篇(納棺式の項にある。) ローマ人への手紙8章18-30節(本文省略) 祈祷 全能なる天の御神よ、私たち人間の生死は、「わたしは、よみがえりです。いのちです」と言われた主キリストの御手の中にあることを信じます。願わくは、このたびみもとに召された( )兄弟(姉妹)のひつぎを住みなれたこの家から送り出すにあたって、主の厳かな御旨と限りないご慈愛とを、もう一度思い起させてください。すべては主の深いご摂理によることを信じ、ますます堅く主にたより、その導くことを得させてください。 今( )兄弟(姉妹)のひつぎはその住いから離れようとしていますが、神によって結ばれた縁<えにし>は永遠に絶えることなく、天国で再び会えることを信じて、心安らかに別れを告げることを得させてください。キリストの復活されたことによって与えられる生きた望み、すなわち主の再臨によって与えられる栄光の望みを持たせてくださって、私たちを慰めてください。 今、深い悲しみにある人々を顧みて、上よりの慰めを豊かに与えてください。また、これから行われるすべてのことを滞りなく終らせてくださいますように。主の御名によってお願いいたします。 アーメン。 主の祈り 賛美 聖歌 638「やがて天にて」 同 186「うきのやみのよも」